Recalibration™
「誰?」
— “Recalibration”の提唱者から —
Recalibration™の基本姿勢
— 観察する。気づく。決めつけずに見直す。そして、次を自分で選ぶ。 —
直すのではなく、調律という視点から
Recalibration™は、身体をあらかじめ定められた「正しい形」に直すための方法ではありません。
また、舌の形や身体の左右差をもとに、正常か異常かを判定するものでもありません。
ここでいう「調律」は、身体を一つの形にそろえたり、何らかの変化を起こすことを約束したりする言葉ではありません。
現在の身体感覚を静かに確かめ、判断や意味づけを急がず、必要に応じて見直す余地を持つ、という比喩です。
気づいたことを、すぐに結論にしない
前頁では、舌の写真を一つの入口として、正面への視線、足元の接地感、姿勢、身体の左右での感じ方などへ、静かに注意を向けることをご案内しました。
写真を見て、何か小さな違いに気づくことがあります。
予想していたとおりに見えることもあります。
特に何も気づかないこともあります。
どの場合であっても、それ自体に良い、悪いという意味はありません。
写真に見えた小さな違いだけで、病気の有無、身体全体の状態、または症状の原因を判断することはできません。
また、何も気づかなかったからといって、観察が失敗したわけでもありません。
Recalibration™では、気づいたことを、診断や原因の証明として扱いません。
気づきは結論ではなく、ご自身の身体感覚を見直すための始まりです。
一つの説明に閉じない
身体の不調や違和感を、外部環境だけに結びつける必要はありません。
一方で、すべての原因をご自身の内側に求め、ご自身だけに責任を負わせる必要もありません。
Recalibration™は、ここで原因を一つに特定しようとするものではありません。
また、感じていることを、一つの言葉だけですべて説明しようとするものでもありません。
前頁でご案内した、正面への視線と足元の接地感を確かめる観察も、身体を正しい形へ直すための訓練ではありません。
無理に姿勢を変えたり、左右をそろえたりするのではなく、ご自身が今どこへ注意を向け、身体をどのように感じているかを確かめるためのものです。
判断を急がず、現在のご自身の状態を、そのまま静かに見直してみます。
病気とも、「何もない」とも急いで決めない
明確な病名の有無だけでは汲みきれない、ご本人が感じている不調があります。
必要な医学的評価を受けることは大切です。
その一方で、明らかな異常が見つからなかったという理由だけで、ご本人が感じていることまで「何もない」とする必要はありません。
Recalibration™は、その不調を直ちに新たな病気と決めつけるものではありません。
また、「気のせいだから何もない」と切り捨てるものでもありません。
病気と決めつけないこと。
しかし、感じていることを否定もしないこと。
その間で、まず現在の身体感覚として受け止めてみます。
次を自分で選ぶ
Recalibration™が大切にしているのは、外側から唯一の正解を与えることではありません。
・ご自身で観察すること。
・何かに気づくこと。
・結論を急がず、見直してみること。
・そして、必要に応じて医療に相談しながら、次にどうするかをご自身で選ぶことです。
ここでいう「自分で選ぶ」とは、すべてを一人で判断することではありません。
必要な情報や支援を得ながら、ご自身が選択の主体であり続けることを意味します。
Recalibration™は、医学的な診断や治療に代わるものではありません。
ご自身の経験を、病名や他者の判断だけで閉じることなく、まずご自身の感覚として静かに確かめる。
それが、Recalibration™の基本姿勢です。
次頁では、この考え方と医学的な診断・治療との関係について、もう少し明確にご説明します。